arakabu-kamenoteのブログ

あちこちガタがきだしたオヤジの日々の記録です。

自撮り棒を買う

最近、小さな物だが衝動買いが多い。
元来、買い物は苦手で、幾つもの店を廻って少しでも良い物を探そうなんて、私の性格に合わない。
欲しい物があったら、即購入する。
いろんな店を廻って少しでも安くて良い物を探すのは時間の無駄だと思っている。
安い物を見つけても、それを探し出すまでに要した時間や労力を考えると、割に合わないと思っている。
しかし、昨今はインターネットで時間や労力をさほど使わずに、安くて良い物を購入できる。
その手軽さからか、ついつい購入してしまうものもある。

今月のはじめ頃、LINEにお友達登録をしているお店からダイレクトメッセージが来た。
時間限定のセールの案内である。
あと数時間以内に注文すると『スマホの自撮り棒』が50%以上オフになると言う内容であった。
観光地で若者が彼女と二人のツーショットを名所の景色をバックに長い棒の先にスマホをつけて撮影している、アレである。
70を迎えた私が、孝子とのツーショットを撮っている。光景を想像するだけで寒気がしてくる。
高齢化の時代、数年もしないうちに、あちこちで爺さん婆さんが自撮り棒でツーショットを取っているのが、当たり前の光景になるのかも知れない。
私は、どちらかと言うと、先進的な考えを持っていると思っているが、そこまで先頭を切って、自撮り棒で孝子とツーショットを撮る度胸はない。

はじめ、自撮り棒には何の興味も無かったのだが、それに付随しているスマホシャッターのリモコンに目が行った。
今更ながら気が付いたのだが、長い棒の先にスマホを取り付けて使用するものだから、リモコンが無いと、スマホのシャッターの丸印をタップする為には、伸びる腕が無いと撮影出来ない事になる。
そう都合よく、腕が伸び縮する人間なんていないし、そんな腕の持ち主ならそもそも自撮り棒自体がいらない。
自撮り棒には、スマホシャッターのリモコンは必修なのだ。

スマホのシャッターボタンをタップする行為を無くす事が出来るリモコン。
私にとって、これは大きな魅力だ。
私は、時々スマホのカメラレンズに望遠鏡を取り付けて、月を撮影している。
望遠鏡の倍率は18倍、月のクレーターまで見える。
ピントを合わせ、シャッターボタンにタップ。
その瞬間、スマホのディスプレイにきちんと収まっていた月は、大きく揺れ、撮影失敗。
出来るだけ揺らさないように静かに優しくタップしようとすると、スマホが反応しなかったりする。

シャッターのリモコンを使えば、この問題が一気に解決する。
決まりだ。
即、注文。
2日後には、商品が届いた。
早速試したいのだが、あいにく新月前で月が出ない。
数日待ち、やっと試せると思うと雨続き。
雨がやみ雲の合間から月が顔をだす瞬間を狙い、撮影テスト。
思った通り、完璧に近い。
リモコンだけでも満足したのだが、自撮り棒自体が三脚としても使える。
これが又私が今まで使っていた100均に毛が生えた位の三脚より、立派。
安定して撮影出来た。

昨日は満月まじかで、撮影を試みたのだが、私の腕が未熟なのか、薄い雲があったせいか、月のクレーターまでは撮影出来なかった。
昨日の満月前の画像と、雲がない時に撮影した時の画像をご覧あれ。

昨日の月
数日前の月