バッテリー
バッテリーと言っても、野球のピッチャーとキャッチャーの事ではありません。
蓄電池の事です。
ここ数日、マイカーの整理整頓に励んでいます。
私の車は、車中泊も出来るようになっています、停車中にエンジンをオフにしていても、室内の照明や、インバータを使用して100Vの家電製品が使用できるようにしています。
その為に、サブバッテリーや、そのバッテリーに充電するための、走行充電装置がついています。
標準の仕様では、サブバッテリーは、95Ahが、一台だったのですが、1000Wのトースターを使用すると容量不足で、インバータがダウンする。その為、105Ahのバッテリーを2台並列で使えるように、自分で改造しています。
最近、どうもバッテリーの電圧が上がりにくいように感じていたのですが、私の体調不良で、遠出をしていないので、走行充電が不足しているものと思ていました。
しかし、近場にチョイ乗りした直後も電圧点検表示が赤のまま。
これはおかしいと思い、テスターで電圧測定すると、一台は7V、もう一台は10Vでした。
並列に接続しているのに電圧にばらつきがあり、このままでは、循環電流でバッテリーが二台ともダメになると思い配線を外しました。
電圧が10Vあるバッテリーの方は、充電器で充電すれば回復の可能性があると考え、自宅で充電することにしました。
自宅で充電を開始して、数時間でバッテリーの点検丸窓の表示は、黒から緑に変わり、充電完状態になりました。
しかし、充電器は充電ランプが高速で点滅し、急速充電の状態のままです。
電圧を測定してみると、11Vぐらいしかありません。
充電完了直後だと13Vぐらいは有って当然。
少し時間が経つと正常電圧まで上昇するかと思い、充電器に接続したまま一晩放置。
翌朝、充電器を見ると、充電ランプが、高速点滅のまま変化なし。
電圧を測定しても、ほとんど変化なし。
バッテリーの点検窓は正常状態のグリーン。
この状態をどう考えたら良いのか?
どう考えても分からないまま、数時間。
待てよ、バッテリーは、内部に6つのセルがあり、そのセルが直列接続されて12Vの電圧を作っている。(略図参照)
電圧が丁度1つのセル分低いのでは無いか。
ボケかけた頭で、想像してみる。
だとすれば、その原因は?
バッテリーが古くなれば、電解液の底に、堆積物がたまってくる。
ひょっとして、その堆積物で、セルの一つが短絡しているのでは?(略図参照)
だとすれば、改善方法は無いのか。
堆積物が電極を短絡しないようにすれば良い。
その為には、単純な方法ではあるが、バッテリーを縦方向に持って、振ってみよう。
堆積物が、片方の電極側に動いて、短絡は改善されるかも?
言うは易く・・・・何せバッテリーの重さ20Kg以上。
老体の私には、チョット骨であった。
息を弾ませて、バッテリーを振った。
そのおかげか、再び充電器に接続すると、充電ランプが高速点滅から、低速の点滅に変わり、1時間後には、点滅が止まり浮動充電状態となった。
電圧も13V以上まで上昇した。
大成功である。
ボケかけの頭でも、考えればどうにかなるもの、もともとが電気関係の仕事をしていたので、「昔取った杵柄」かな???
バッテリー交換は安くは無い、少しでも参考になれば良いのですが・・・・