arakabu-kamenoteのブログ

あちこちガタがきだしたオヤジの日々の記録です。

食べ過ぎの日々

ここ二三日食べ過ぎである。始まりは19日であった。
19日は、自家用車の車検を電話で予約していた。最近はマイカーの一日車検が普通になりつつあるが、我が家の車は、昔のように1週間ぐらい車屋に預けて車検をする。
しかも、4ナンバーであるので、車検は毎年やってくる。年に一度の一大イベントである。
購入して8年以上になる我が家の車は、商用車を少し改装して、車中泊仕様にしている。
当初、本格的なキャンピングカーにしようとも考えたのだが、孝子が
「私、遊びに行った先で、料理までしないよ、その土地の美味しい料理いただくのが旅行の楽しみよ」
と、正論を言った。
確かにそうである、折角旅に出たら、その土地のグルメを頂かずして何とするである。
当時は、私もアルコールをたしなんでいた。旅先で美味しい地酒を飲みたくても車の運転が有るので、お預けと言う事も多かった。
そこで、運転の事は考えずに、飲んだらそのまま車で寝れるキャンピングカーの購入である。
と言う事は、別に車にキッチンがある本格的はキャンピング仕様でなくても、寝れば良いのだ。
そう考えると結論は早かった。
そうして現在の車中泊仕様の車を購入。旅先での宿泊代の節約になるのは勿論だが、旅館やホテルを予約しなくて済む。
車で旅をする時、その日の宿泊先が決まっていると、行動が制限されることが多い、運手に疲れても、その日の宿泊先までは行かないと行けなかったり、反対に時間が有るので、別のところに行きたいと思っても、簡単に変更できない。
自分の車で出かけて来てるのに、宿泊先を予約していて自由が利かない。ツアー旅行とあまり変わらない。
私と孝子は、現在の車に乗り換えてからは、自由気ままにくるま旅を楽しんでいる。
まさに車中泊車さまさまである。

残念なのは、旅先で出会った地酒をグイっといく目的が、果たせなかった事である。
現在の車に乗り換えて直ぐか、納車待ちの時かに、私のアルコールにドクターストップがかかった。
やけくその私は、ついでに一日二箱吸っていた煙草も同時に止めた。
人一倍意思は強い、止めると決めたらやめる。数少ない私の自慢できる点である。
今では、孝子が私の目的を十二分に満喫している。自宅でも晩酌するのだが、旅先の地酒には目が無い。満面の笑みで私の目の前でグイグイ飲む、そして愚だ巻いて爆睡。
ついつい車談義が長くなった。そんな一寸変わった仕様の車なのでマイカーの一日車検とはいかないのだ。

車検は毎年車を購入したキャンピングカーランド名古屋にお願いしている。
我が家から車で一時間程かかる。19日も9時過ぎに自宅を出発、先方に10時の開店時間を少し過ぎて到着した。
先方の担当者と車検の点検項目の打ち合わせや、コロナのせいで、くるま旅が激減したことなどの世間話を20分程度して、代車で帰路へついた。

帰る途中、孝子の気まぐれで、尾張旭市のイトーヨーカ堂に立ち寄り買い物をした。
買い物を出て、森林公園を通過し春日井市に近づいた、来るときに目をつけていた回転ずしの看板が目に入る。
『スシロー』とあまり名を聞かない『長次郎』の看板が並んでいた。どっちにしようか悩む間もなく、孝子が
「長次郎入るよ、食べた事無いから」の一言。
時間も時間、阿吽の呼吸で、孝子も寿司食う事に決めていたのだ。
コロナ禍で、トンとご無沙汰の外食である。
孝子が、受付の紙に名前と人数を記載して、店外に出て来た。店内で待っている人も居たが、ここはソーシャルディスタンス。
丁度昼時で、座席もある程度空けて客を入れているので、相当待つことは覚悟していた。食い意地である。
予想外に30分程度の待ち時間で、カウンター席に案内された。
孝子も私もひたすら食べた。新しい生活様式、食べる時は口をきかずもなかなか良い。
しかし、食う事に集中して、いささか食べ過ぎた。
愛知県はサビを効かさない店が多いが、ここ『長次郎』はサビが効いて孝子と私の好みにぴったり、ネタも新鮮でおいしかった。

孝子が帰りに春日井の『ぐぅぴぃひろば』(JAの直売市場)で買い物して帰ると言っていたが、これだけお腹一杯では、買い物する気にもならないだろうと思い通過しようとすると
「買い物寄るよ」と孝子の指示が飛んだ。
慌てた私は、入口を少し間違えたが、どうにか『ぐぅぴぃひろば』に到着、私は車で待機、孝子一人店内へ入って行った。
案外早く出て来た孝子は、やけに上機嫌である。

自宅について孝子が
「今夜は、サザエのつぼ焼きよ」と言う。
「さっきあれだけすし食べてよく入るね」
「夜までにはお腹空くよ、カニも茹でるよ」
本当に食う事には抜け目がない孝子である。『ぐぅぴぃひろば』には、知多半島から鮮魚を運んできている魚屋が入っている。
孝子はその店がお気に入りである。
美味しい鮮魚を買って来るのは私も歓迎なのだが、鮮魚は日持ちしない、二人暮らしの私たちには食べる限度がある。
そこのところを孝子は分かっていない。いや、分かっていないのではなく、旨いもの見るとブレーキが効かないのだ。
この日もサザエやカニ以外に、サバやアジ、シラスなど、てんこ盛りであった。
何せ日持ちしないので、立て続けに食べて行かないと行けない。
そんな訳で、食べ過ぎの日々が続いている。

食欲の秋である。車が車検から戻ってきて、コロナも終息し早く行楽の秋になる事を願ってやまない。

編集履歴 9月23日 ブログ中のすし屋の名称が間違っていることに気付き訂正しました。
『次郎長』➡『長次郎』に訂正。
尚、場所も春日井市ではなく、春日井市に入る前の名古屋市守山区でした。
既に読まれた方にお詫びします。