arakabu-kamenoteのブログ

あちこちガタがきだしたオヤジの日々の記録です。

映画館へ行く

昨日、孝子が
「明日、映画館へ連れってって」と言い出した。
小牧市内にも映画館はあるが、豊山町県営名古屋空港のミッドナイトシネマの方が、何となくお気に入りになっている。
孝子は、小牧市内や春日井の行きつけの店には自分で運転して行くが、それ以外は私が運転担当である。
今までは、当然映画館も私が運転担当であった。しかし、孝子が見たい映画が上映中の時、私が仕事などで都合がつかない時もある。
次回から自分で運転して好きな映画を見たいと最近言い出した。
「ナビに登録してあるから、簡単に行けるよ」と答えたものの、ルートがいくつか有る。
運転しづらいルートも有るので、一度は孝子の運転お付き合いをする事にしていた。

そんな訳で、今日は孝子にお付き合いである。
あいにくの雨である。孝子に言わせると
「テレビが今日は雨と、言っていたから映画にしたのよ」である。
運転席のシートを前にずらし、孝子がちょこんと座る。私よりかなりチビなので、『ちょこんと』と言う表現がぴったりである。
私は助手席のシートを後ろにずらし、乗り込んだ。
「登録してある場所の、『エアポートウォーク』が映画館がある場所だから」と、孝子に教える。
エアポートウォーク』は映画館をはじめショッピング施設や、飲食店等が集まった県営名古屋空港のショッピングモール名である。

ナビの設定が終わり、孝子の運転でいざ出発。
ナビのお姉ちゃんに任せておけば、まず大丈夫。
途中、一箇所だけ運転する側から考えると、明らかに右折なのに、ナビのお姉ちゃんが、「間もなく右折です」と案内しない所がある。
そこだけ孝子にアドバイスして、目的地に到着。
雨が降っているので、建物下の雨に濡れない場所に止めようと、数台の車が駐車場所の空きを探していた。
孝子も、それに習って駐車場所を探したが、空きスペースが見つからない。
仕方なく、少し走れば建物の下に入れる場所に駐車。
ナビを設定して、目的地まで30分と表示が出たが、出発してから駐車するまで50分近くかかった。
何時も渋滞がひどい、今日は早く着いたほうかもしれない。

孝子は『82年生まれ、キム・ジヨン』と言う韓国映画が目的で来たのだが、私は、韓流は性に合わない。
他に私が見たい映画も上映していなかったので、孝子のチケット購入まで、付き合って、後は別行動となった。

特に目的のない私は、とりあえず空港に来たのだから飛行機でも見るかと、最上階の展望デッキへ行った。
〇〇は高い所が好きなのだ。あいにくの雨で屋外の展望デッキへは出れない。
大きなガラス越しに雨に濡れる空港を眺める。
県営名古屋空港は、自衛隊も使用しているので、遠くに自衛隊の大型機が数機見える以外、何も見えない。
コロナ禍で、民間の航空機の飛行も減少して、何となく寂れた感じさえする。
自販機でコーヒーを買い、しばらく見ていたが、一機の離着陸も無い。

コーヒーを飲み終えると、一階下の紀伊國屋書店に行った。
スマホの機種変更や乗替の事を知りたかったので関連する書籍を立ち読み、その他アウトドア関係月刊誌なども見て、1時間近く過ごした。
同じ階の、飲食店街を見て回り再度展望デッキへ。

ちょうど自衛隊の大型機が2機着陸してくるところだった。
もう直ぐ12時近くになる。そろそろ民間機でも、見えないかなと思っていると、FDAの中型機が目の前の誘導路左側から顔を出した。
スマホを構えて早速撮影、目の前を通過する時、誘導路の先の滑走路へ、右側から、機体の色が違うFDAの中型機が着陸してきた。
ナイスショットである。


f:id:arakabu-kamenote:20201023171933j:plain

その後、誘導路を右へ移動していた機体は、滑走路へ。
滑走路の出発位置で少し止まって、一気に加速、雨で濡れた滑走路に白い水しぶきを上げて離陸して行った。


f:id:arakabu-kamenote:20201023172405j:plain

大満足である。

あ、いけねぇ。映画が終わる時間である。
慌てて2階の映画館へ、ギリギリセーフちょうど孝子が出てきた。
「どうだった」と聞くと
「良かった」の一言、そこそこだったのかなと、私は勝手に判断。
「帰り運転どうする」と聞くと
「帰りはお任せ、何か食べて帰ろう」と孝子
私は、飲食店街を下見していたので、孝子を案内。
孝子が付いて来ていない事に気づき振り向くと、一軒目の肉料理のメニュー看板に釘付けになっている。
私が戻って
「他にも色々有るよ」と声をかけると、
「やっぱり肉か寿司」と動かない。
こうなると孝子には逆らえない。
結局、この店で昼食、パンが食べ放題で、ドリックバーも映画の券が有れば割安だったのでパン好きな私も大満足であった。

帰りの車内で、定位置の助手席に座った孝子は、バックミラに映る天候が回復した青空を見て
「明日は138タワーね」と一言。