arakabu-kamenoteのブログ

あちこちガタがきだしたオヤジの日々の記録です。

青い空と白い雲

今日は、午後からの仕事であった。来月入院する事になったので、それまでは仕事を休む日が少なくなった。たまにしか仕事しない日々をおくっていたのだが、入院で2週間以上仕事できなくなるので、予定を変更して入院前に仕事予定を詰め込んだ。そのため、今ちょっとだけ忙しい。とは言ってもフルタイムで働いていた現役の頃を考えると、遊びみたいなものである。

今朝は、私が何時もの朝食をとっていると、孝子も早々に起きてきて、ベランダで栽培中のトマトの収穫をし、私と同じように、カイワレや獲れたてのトマトをパンの上にのせマヨネーズをかけ、そのパンを二つ折りにして、食べ始めた。
実は昨日、テレビのコマーシャルで福山雅治が、パンに青野菜やトマトを挟んで食べているのを見た孝子が
「おいしそう」と今にもよだれを垂らしそうな顔で見ていた。何時もはパンや野菜はあまり好みでは無い孝子が、今朝はそのマネをして、パンの朝食をとっている。しかし、あまり美味しそうな顔はしていない。
「トマトは旨いけど、パンはパンね」と当たり前の事を言った。パンは主食ではなく、おやつと決めつけている孝子らしい。
最近めっきり料理の腕を上げた孝子、以前の孝子は、野菜は何でも『草』と言っていた。だから今日のカイワレも草なのだ。
料理の腕を上げた孝子は、テレビで見た食べ物を良くマネして創るようになった。根が食いしん坊の孝子『好きこそものの上手なり』で、その料理がかなり旨い。時々失敗もあるが、それも愛嬌でる。

朝食が終わると、孝子は昼食のカレーの準備を始めた。私が昨日注文しておいたメニューである。子供の頃から成長がない私は、今もカレーが好物である。特に最近孝子が創る『牛筋カレー』は最高である。
最近ご無沙汰していたので、昨日私から注文しておいた。
午後の仕事であるが、客先まで車で1時間以上かかる、ちょっと早めの昼食をとってから出発する事にしていた。孝子が昼食の準備を早めに始めたのはその為だ。
カレーの匂いが室内に立ち込め始めると
「ちょっと何か足りないみたい」と小皿に入れたカレーを差し出してきた。私に味見しろと言う事だ。一口口に含んでみたが、確かに何時もの味と何か違う。
「ちょっとコクが無いみたい」と素人の私
「やっぱりね、もう少し煮込んでみる」と孝子が言った。
結局、早めの昼食のカレーは、何時もより少しだけコクが無かった。それでも孝子の牛筋カレーは十分旨い。

「もう一手間かけて、夜は美味しくしとくね」と孝子は言って、私を仕事へと送り出した。

今日は、雨続きだった昨日までと違い梅雨の一休みである。
客先に着いて、仕事開始前に見上げた空には白い雲が空の青をバックに浮かんでいた。
その空は、忘れていた子供の頃のどこまでも青い空で有った。
新型コロナで、全世界の生産活動にブレーキがかかり、少しだけ時間を巻き戻し空の青さが戻って来たのかも。

澄みきった青、白い雲、穢れのない心、そんなあの頃に戻れたらと!

仕事から、4時前に帰宅、気ままなものである。これで忙しいと言ったら罰が当たる。
夕食のカレーは、何時もの最高に旨いカレーに変身していた。さすが孝子。
カレー好きは、毎食カレーでも飽きないものである。
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