arakabu-kamenoteのブログ

あちこちガタがきだしたオヤジの日々の記録です。

8月最初の日曜日

8月に入り最初の日曜日である。
「サッシのガラスを掃除しないと」と朝から孝子が張り切っている。そう言えば、梅雨の雨続きでガラスに汚れが目立つ。古新聞とバケツを用意して、
「暑くならないうちに始めないと」と孝子
「張り切ってるね」と私
「当たり前よ、梅雨明けは主婦は掃除で忙しいのよ」と孝子が言うが、手伝えとは言わない。一寸気味が悪い。
私の方も8月11日から入院で、その前にやらないといけない仕事予定で、明日からはビッシリである。
暫くはゆっくり休む事が出来ない、貴重な日曜日である。
それが分かっているから、私に手伝えと言わないのかも、なかなか良いところ有るじゃん、孝子。

お言葉に甘えて私はゆっくりとテレビ。昨年から孝子は古新聞をバケツの水で、雑巾のように洗ってガラス窓掃除をするようになった。
一番汚れ落ちが良いと、テレビで放送されたみたい。直ぐに感化される孝子らしい。
ベランダ側の二部屋と、北側の自分の部屋のサッシガラスの掃除を、暑くならないうちに終えることが出来た孝子は、少しテレビを見て、Twitterをチェック。

私は邪魔しないように、自室に撤退、私の部屋の窓は、共有部分の通路に面しているので、外側にアルミの柵が取り付けられて、ガラスはワイヤー入りの強化ガラスである。
ガラス拭きもやりにくいし、元々室内が見えないように加工されているので、掃除しても変わり映えしない。
孝子は、それが分かっているのでガラス拭きをしなかった。
決して手を抜いたわけではない。孝子の名誉のために断っておかないと、後が怖い。

暫くすると昼食の準備を始めた孝子。主婦は本当に忙しいな。
昼は、牛丼であった。私は胃が半分なので、山盛りの丼を見て
「ちょっと多すぎるよ、少し減らして」と注文
「ご飯は少ないよ、玉ねぎが多いだけ」とあっさりと断られた。
「愛情てんこ盛りよ」と一言。
牛丼には一味をかけるか、七味をかけるか、どうでも良い事を言い合いながら昼食タイムが過ぎていった。

昼食の後片づけが終わった後、孝子は少し眠そうである。
ベランダのミニトマトに目をやると、朝は色付いていなかったトマトが、3個赤くなっている。
「今朝は赤くなかったのに」と私が言うと、孝子が眠そうな目でトマトを見て
「あんたに見つめられて照れてんのよ、朝早かったので眠い」と孝子、言い終わるとソファーの上で横になり、爆睡。

頑張りすぎて、電池切れか。
それにしても、あのトマト雌か?雄が私に見られて赤くなるはず無い。なんて馬鹿げた事を考えている私。夏の昼下がりの時間はゆっくりと過ぎてゆく。