arakabu-kamenoteのブログ

あちこちガタがきだしたオヤジの日々の記録です。

検査食

「もう起きる」
「夕べ早く寝たから」
まだ、6時前である。孝子が珍しく早起きした。
内科を退院して自宅に戻ってから、それぞれの部屋のベッドで寝ていた孝子と私だが、リビングに隣接した和室にベッドのマットを持ち込んで、一緒に寝ている。
昔に帰って仲良しになったのではない。それぞれの部屋にエアコンが無いので、暑さに負けてエアコンが有るこの部屋に逃げ込んだのだ。
と書くと、仲良しではないように誤解されると困るが、仲良しでも卒業した事も有るだけだ。

明日は大腸カメラ検査が有る。
今朝からは、病院で購入してきた検査食以外は口にできない。
検査食は、当然ではあるが、ボリュームが無い、当然空腹が予想される。
普段早起きの私は、今日はゆっくり寝て、粗食に耐えるように考えていたのだが、こんな時に限って、孝子が早起きしたのだ。
それぞれの部屋のベッドなら、孝子は孝子、私は私で、自由に寝る事が出来るのだが、ベッドではない。
和室では、一人だけ勝手に寝続けて、掃除が出来ないと孝子の雷が落ちるに決まっている。
仕方なく私も早起き、三つ折りに出来る二人分のベッド用のマットレスを折りたたんで、積み重ねて、寝室から本来の和室に戻した。

まだ検査食の朝食を作って食べるには早すぎる。
頭はまだ寝ている私は、和室の畳でごろ寝を決め込んだ。
ひんやりとした畳の感覚、夏の朝のごろ寝には持って来いである。
ケチな孝子は、自分の目覚めと同時に部屋中の窓を開けエアコンは止めてしまった。
コロナ対策としては最善策かも知れないが、孝子の場合、この換気は数時間。
エアコンの運転再開は、自分の感覚任せである。
私がかなり暑さを感じる時間になっても、ちょっと感覚が鈍い孝子はエアコンをつけない。

一時間位ごろ寝して、そろそろ朝食にしようと起き上がると、孝子はソファーにごろ寝して、スマホに向かっていた。最近ハマっているツイッターである。
検査食の朝食は、朝がゆとみそ汁、レンジとお湯さえあれば出来上がるレトルトであるので勝手に作って食べようと思ったのだが、一応孝子に声をかけた。
「明日検査食ね、私一人美味しいもの食べていいのかな?」と昨夜愁傷な事を言っていたのを思い出したからだ。
「朝飯にするよ」と声をかけると
「私も食べると」とスマホを置いて、テーブルに来た。
孝子が検査食の朝食の作り方に目を通し作ってやろうとしたが、どうもレンジでの作り方と、お湯につける作り方を混同している。
心もとないので、結局私が自分で作った。
孝子は、トーストとヨーグルトの朝食を私と一緒にとった。
私に合わせて、かなり粗食だ、感心・感心。
昼も夜も私の検査食に合わせて、粗食にするかどうか?今は知るすべもない。
孝子も私も基本、食いしん坊なのだ。我慢もどこまで続くか?
仲良しだからとと言っても、こればかりは別。

やっぱり仲良しではないのかも。おお こわ
今日は夕食の検査食を夜7時までに済ませて、8時と10時に下剤を飲む。
明日は、朝から午後の検査終了まで断食である。
先は長い、ひたすら我慢である。

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検査食セットと今朝の朝食