arakabu-kamenoteのブログ

あちこちガタがきだしたオヤジの日々の記録です。

病室より

空には雲一つない、8月16日夏の真っ盛りである。
病室の窓から、北側の景色をパノラマのように望むことが出来る。
北側は自宅のある方向で、自宅近くの桃花台中央公園の高台にある給水塔を望むことが出来る。
この給水塔は、頭でっかちで、上部に大きな円盤が付いたような形である。孝子も私もこの塔をUFOと呼んでいる。
そのUFOのさらに先に山が見える、その付近は入鹿池明治村、その一寸先がリトルワールドなどの観光名所がある。
勿論、病室からは望むこともできないのだが、頭の中では見えている。
その山の裏側は、岐阜県である。可児市各務原市になる。
各務原の方向は、自宅方向より西側が大きく、その方向は、病室の窓からよく見える。
遮る山が無いのだ。愛知県中央部は山が無いので、どこまでも見える。
岐阜県の県境に近い自宅からでも、ウォーキングルートの途中、名古屋駅のツインタワーが見える。
14日の夜は、各務原の方向で、花火が上がっていた。お盆の花火大会なのか、最近よく行われているサプライズ花火なのか不明であるが、はるか遠くに大輪の花が見えた。
ここからは小輪にしか見えなかったが、それは仕方がない。
さらに西側に目をやると伊吹山が見える。たしか花の百名山だったと思う。
山にはよく行っていたが、伊吹山は一度きりだ。
案外近いのに、東側の山にばかり拘っていた。信州の中央アルプス北アルプスの山々だ。
ついこの間まで(元気なころ)百名山を制覇したい、なんて思っていたが、もうその体力がない。一寸だけ嘆かわしい。
これからは、伊吹山やもっと低い低山を孝子と二人でのんびりと歩くのも良いかもしれない。
雲海の上に出て休息、雲の上のお昼寝なんてことは望めないが、いつまでも若くない、その時々の楽しい時間を見つけていければ最高なのかも。

病室の窓からの景色を楽しみながら、色んなことを考える。退屈な入院生活であるが、それなりに考える事も多い。
伊吹山に沈む夕景を見て初めて、あれ伊吹山か?なんて気付くようでは私もまままだ修行が足りん。未熟者である。

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病室の窓より伊吹山方向の夕景


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今日(8月18日)あまりに綺麗なので写真を追加しました。