arakabu-kamenoteのブログ

あちこちガタがきだしたオヤジの日々の記録です。

地球人

『岩にしみいるセミの声』と誰かが言ったみたいだが、しみいる岩も少なくなった現在は、私の頭の芯にセミの声がしみいって、うるさくてたまらない。
ベランダには夏の日差しで、プランターの草花の影が強いコントラストをつけている。

昼前の天気予報で、関東・東海の梅雨明けが報じられた。
8月に入って、やっと梅雨明けである。雨続きの天候で、早く梅雨が明ければよいのにと思っていたが、明けたら明けたで、暑さにうんざりする夏の到来に、「あつ~」と思わず口に出る。
人間とは勝手なものである。

ちょっと前までは、暑さ何て何のその、夏山へGoで車で出かけて、登山口で車中泊、翌朝早く登山開始。
何て時期も有ったが、体がついていかない。ついていったにしても、今年は新型コロナで、遊び何てもってのほか。
「やだねぇ、嫌なご時世になったもんだ」などと、ちょっと古風な言葉でぼやきたくなる。

新型コロナのせいで、生活に困窮している人も多いのに、遊びに行けないとぼやくなんて、不謹慎極まりない。
政府の無策ぶりを批判しても、そもそも能力不足の政権に期待する方がおかしいのかも知れない。
そんな政権を選択してきた私たちにも責任はあるのだ。大臣の不祥事が有ると、『総理の任命責任は』とつい追及するが、その総理を間接的ではあるが、選択したのは国民一人一人なのだ。

無能な政権に批判を浴びせるのもイジメになる。そもそも運動が全く苦手な私みたいな人間に「100メートル、10秒で走れ」なんて言われても困る。それと同じ事、能力がないのに、四方八方から言われても、イジメ以外の何物でもない。
自分で出来る事はやる。その精神で一人ひとりが対応しないとね。
こんな事が無いように、選挙を棄権したりせず、よく考えて投票に行きましょう!
なんて突然まじめな事を言い出すのも、歳をとった証かも?
「歳をとったんじゃなくて、積み重ねて来たんだぞ」と胸を張って言えるには、ほど遠い私である。

新型コロナのような、世界的な災害(災害と呼んで良いのかどうか不明だが)に、各国が最善と思われる対策を講じているが、アメリカ人・韓国人・中国人・日本人・・・・・・等がバラバラに動いても、なかなか解決しない。
一つの国でウイルスを撲滅しても、いずれ外から又ウイルスが入ってきたりする。

近い将来、この様な全世界的な問題にたいして、各国の対応と同時に○○人を捨て、地球人(人類)としての対策をたて、脅威に立ち向かう時代が来ると良いと、私個人は思っている。

各国の指導者とも、人の命が一番大事だと思っている。ただ、それぞれの事情により、貧困により命が奪われる脅威が大きかったり、今回のような伝染病による脅威が大きかったりするから、対策がバラバラになる。共通して言えるのは、人の命が一番だと誰しもが思っていることだ。

今回の事で平時から、人々の格差を無くす事、それと並行して世界の国々の格差も小さくしていく努力の重要性を思わずにはいられない。
人類(地球人)として生き残って行く為に。

どんなに能力があっても、一人は一人、出来る事はたかが知れている。一人が二人、二人が三人、まとまってこそ、道が見えてくるものだ。

外見だけのグローバル化ではなく、一人一人の心の中もグローバル化される日が来ることを祈らずにはいられない。