arakabu-kamenoteのブログ

あちこちガタがきだしたオヤジの日々の記録です。

長寿世界一

今日も仕事であった。休日であるが、今年はコロナの影響で、この時期休日の仕事が多くなった。学校関係の仕事である。平年は夏休みのこの時期、平日でも生徒さんが居ないので、仕事可能だったのだが、今年はコロナで夏休みが短い。その為、土日祝日に仕事せざるをえない。

朝早い出発であったので、孝子を起こさないように出ようと思ったのだが、Ipadやモバイルプリンタなどの仕事の七つ道具を入れたリックを担いで玄関に向かおうとした時、孝子が起きる気配がした。孝子の部屋を覗くと、起きそうで起きない、寝返り中であった。
このまま玄関を開け閉めすると、その音で確実に目覚めそうである。そうなると、帰ってきてからが怖い。
「おまはん、なんで起こさんのや」とせめられるのが、目に見えている。仕方なく此方から、
「おはよう」と声をかける。眠そうな目を擦りながら孝子の目覚めである。
「おはよう、もう行くん」と寝起きのかすれた声で言う。
「時間だからね、ところで今日誕生日?」と問うと
「何年か前からよ」

変な会話、誕生日が何年か前から、変わるのか?と思うのが普通の人である。今朝の私の目覚めは、スマホのメール音であった。年寄りだからチョット大きめの音にしてある。そのメールは『FaceBook』からであった。『○○孝子さんに誕生日のメッセージを送信しよう!』とタイトルがある。
あれ?今日誕生日?ちゃうよと首をひねった。もう一人同姓同名の妻がある覚えもない。
そんなわけで、朝一番にからかい半分で聞いてみた。
大して驚きもせず、否定しない。もう誰からかお祝いのメッセージが有ったのかも?
何年かそんな状態なのに、気にもせずに、ほっておく、いかにもいい加減な孝子らしい。

それで分かった。年に二回誕生日があれば、ただでさえ年上の孝子、その歳は140歳以上である。世界一の長寿は何歳か知らないが、明らかに孝子の勝ちである。
そんな人生経験がある孝子の足元にもおよばなくて当たり前。私なんて、はなたれ小僧にもなっていない。
そんなバカげた事を考えて、ほくそ笑んでいる私は、やっぱり未熟ものかも?
『喝』とどこからか聞こえてきそうである。そう言えば肩にビシッと痛みが。

他人には意味不明の朝の挨拶を背に今日の仕事に出発。

悪天候で仕事に一寸手こずったが、先ほど帰宅、最近ブログ怠けたりしているので、なまけ癖が付かない内に頑張ろうと思い、タイピング中である。
孝子は、
「なんか食べたいものある」と私に夕食のリクエストを確認
「別に」と最近お決まりの返事を返すと、それ以上聞く事も無く、今夕食の準備中である。
私の答えは分かっていて、一応聞いてみただけ、既にメニューは決めていたのだ。

「特上ステーキ」とでも言ってみて、反応を楽しむのも手だったのかも?
世界一長寿の孝子は、動じる事無く神対応するはずだ。
未熟者の私には、その対応の仕方は想像も出来ない。