２４日の昼間、私は仕事中であったのだが、作業服のポケットに入れてあるスマホがチョット長めに振動した。メールが来たのだと直ぐに分かったが、仕事中である。どうせくだらないショッピングサイトからのお知らせメールだろう。そのまま無視して仕事を続ける。こういう所は実に真面目である。言い換えると「融通がきかない」とよく言われる。もちろん妻の孝子からである。
幸いその仕事が２４日最後の客先の仕事だったので、帰宅してからメールをチェックした。
「シャープマスク抽選販売・・・第９回ご当選のお知らせ・・・」と件名が目についた。
すっかり忘れていた、どこにもマスクが無くなっていた時、シャープがマスクを製造販売すると話題になり、抽選申し込みの初日、新し物好きの私は、込み合う申し込みサイトが繋がるのを朝方まで粘って待ち、やっと申し込んだのだ。
最初の抽選に外れた時、申込者が数百万人いたと分かり、簡単に諦めて、私の頭の中では過去の出来事になっていた。
今さら当選しても、もうマスクも出回り始め、つい先日百斤で
「これ１００円商品では有りませんが、よろしいでしょうか」と確認をされて、中国製のマスクを一箱（５０枚入り）２０００円で買ってきたばかりだ。
あ、又忘れていた。このマスクを買う数日前には、日本政府お墨付きのかの有名な「アホノマスク」も配達されて来ていたのだ。あのマスク何処に仕舞ったかな？完全に忘れている。
シャープのマスクは、税・送料を入れると４０００円近くになる、買ったマスクの倍近くの値段だ。ケチな私は、当たったけど今さら遅いわ！もう安く出回っている、わざわざ高いマスク要らないと思って居たが、一応孝子には一言報告しておかないと思い。
「前、申し込んでおいたシャープのマスク当たったよ」
「買っといてよ」
「今さら高いよ」
「アホだねぇ、日本製だよ、今時無いよ、中国製と一緒にせんといて」
そう言われれば、そうかと簡単に納得してしまうのが私の良いところ。
私は私で、そう言えば、この新型コロナ、歴史的な出来事かも、ひょっとして買っておくと歴史の生き証人として電機メーカーが作ったマスク、価値が上がるかも。
等と不純な事を考えて早速購入手続きをした。
シャープのマスク到着が待ち遠しい。出来れば使わずに取っておきたいが、第２波、第３波の新型コロナの感染拡大が有れば、使わないといけなくなる。
いくらケチの私でも、マスクをケチって、コロナで死んでは世間の笑いものになる。
一番大事なのは人の命なのだ。
電機メーカーのマスク、ひょっとして表面に８Ｋ映像でも映らないかなぁ～
なんてバカな事を考えている私である。
