今日は、梅雨入り後最初の日曜日である。何時もの日曜日と同様、6時過ぎには目が覚めた。何もすることはないのだから、ゆっくり寝ていてよいのだが、歳をとると朝が早くなる。
台所の壁の給湯スイッチを入れて、ヤカンにお湯を入れガスレンジにかける。給湯の設定温度は何時も通り41度である。お湯が沸くまでには数分かかるので、その間にコーヒーを入れる準備をする。
準備が終わったのを見計らったように、ヤカンが「ピー」とけたたましい音をって、沸騰したのを知らせてくれる。
ポットにお湯を入れて、ヤカンの残り湯でゆっくりとコーヒーを入れる。
ゆっくりと流れる時を感じながら、朝のお決まりのルーティーンである。
煎れたてのコーヒーを飲みながらパンに玉葱とトマトとチーズを挟んで朝食をとる。
朝食の途中か、食べ終わった頃、孝子が起きてくる。
「おはよう」「おはよう」と挨拶を交わし、我が家の朝の始まりである。
ちなみに孝子は朝食を摂らない。朝一番は白湯を飲み、最近はベランダで栽培を始めたトマトを見に行く。
半月ぐらい前に、フルーツトマトとミニトマトの苗を買ってきてベランダで2つの鉢に植えて栽培を始めた。
スマホで栽培方法や注意点を調べて悪戦苦闘しながらの栽培である。
花は沢山ベランダで育てているので、その延長線のようなものである。
なんせ食いしん坊で有るので、最近出来てきた幾つかの小さな実を見ながら、食べる時を想像して満面の笑みを浮かべながらトマトを見ている。
トマトを見て、花の手入れが終わり部屋に戻ってくる頃、テレビでは関口宏のサンデーモーニングが始まる。
それを二人で見ながら、コロナの助成金の使いみちが「どうのこうの」言い合ったりして朝の時間が過ぎていく。
世の中、色んな事があって大変な事も多いが、とりあえず我が家は平穏な日々を送っている。
今は、朝から降り続いていた雨も上がり、外で小鳥の囀りが聞こえる。